2005年 11月 13日
グッド・ガール |
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ジェニファー・アニストンが
それまでの”グッド・ガール役”を卒業して、
”バッド・ガール役”に挑んだという、シニカルなタイトルの意欲作です。
目もあてられないほどの、垢抜けないおばさんファッションに
身を包んだジェニファーは、たしかに疲れまくった田舎の主婦そのもの。
メイクも地味だし、見ているこちらまでかなりどんよりした気分になりました。
平たく言ってしまえば、平凡な毎日にうんざりした主婦が不倫をする
というありふれた話なのだけれど、意外に悪人が出てこないのが
かえって不気味だった気がします。
ジェイク・ギレンホールのキレた演技も怖かった!
でも、ああいった陰のある男の子が一瞬よく見えてしまうときって
あるんだよなぁ・・・20歳くらいまでの頃って。とも思います。
夢見る詩人であり狂人である彼の壊れ方も、
わりと自然に描けていたので、そんなに違和感もありませんでした。
とは言え、ジェニファーはやっぱりグッドガール役のほうがいい気がします。
演技の幅を広げたいと言って、極端な汚れ役に挑戦したりするけれど、
「ピクチャー・パーフェクト」や「モノクロームの夜」「ブルース・オールマイティ」
のようなジェニファーのほうが魅力的だと思います。
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by porenar
| 2005-11-13 19:39
| film