2009年 04月 28日
木香薔薇 |
木香薔薇。
カタカナで表記されることが多いですが、
漢字にすると、すごく素敵だと思いませんか。
わが家では黄色のものは枯れてしまい、
今あるのは上の写真の白のみです。
(今年、黄色も再チャレンジで植えました)
この時期、住宅街をお散歩していると、
「木香薔薇の家」があちこちにあります。
その姿を見るたびに、「ちゃんと誘引しなくては」
と思うのですが、ぐうたらガーデナーのわたしはすぐに忘れてしまいます。
ところで、カタカナかひらがなか漢字かローマ字か、
表記でイメージが変わる名前ってたくさんありますよね。
サクラ、さくら、櫻、sakura・・・。
以前、10歳くらい年上の方とメールで文通していたことがあります。
お互いの名前は「○○さん」と読み方は知っていたけれど、
実際会っているときや、電話では「○○さん」と呼ぶので、
漢字でどう書くのか知りませんでした。
呼び合っているのに、漢字の表記を知らない・・・。
こういうことって勤務先や習い事でもよくありますよね。
ある日、この方に手紙を出すことがあり、
(外国に住んでいる方だったので、普段はメールだったのです)
自分の名前を文面の最後に漢字で書いてみたら、
「今まで○○ちゃん(わたし)に抱いていたイメージがまるで変わった」
と言われました。
どのように変わったかというと、
ローマ字やカタカナで目にしていたときは、
すごくアクティブな印象だったそうです。
それが漢字で見ると、
(実際は全然違うけれど)
落ち着いてしっとりとした印象に変わったとのこと。
名前の表記が変わっても、実際はまるで変わらないのだけれど、
漢字にすると、そこからイメージが膨らんでいきますよね。
お花の稽古でお世話になった方が、
「きみこ」さんという名前だったので、
数年、「きみこ先生」とお呼びしていたのですが、
ある日、「季美子」さんと漢字で書くことを知りました。
元々、品があり、たおやかなイメージの方でしたが、
「季美子」さんと知り、よりいっそう高嶺の花といった印象になりました。
若い頃の松坂慶子さんのような美人で、
優しく落ち着いた低い声なのです。
わたしは古風でシンプルな名前に憧れがあり、
シンプルな響きの名前でありながら、
目にしたときに感動があるような漢字の組み合わせって素敵だなと思います。
漢字が使える国ならではですよね。
by porenar
| 2009-04-28 23:44
| rose